自分だけのクイズを作成しよう - Quipha
スポンサーリンク

【さくらのレンタルサーバー】LaravelをGitHubからデプロイして公開

Laravel

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

スポンサーリンク

はじめに

今回はさくらのレンタルサーバーでLaravelプロジェクトをGitHubから取得し、構築する手順をまとめました。

開発時はローカルPCで行い、ソースの管理はGitHubを利用するケースは多いと思います。
公開サーバーでは、GitHubリポジトリから取得するようにすれば、改修する度にコマンドで最新状態にすることができますので、非常に楽です。

さくらのレンタルサーバー上にLaravelの環境を構築する必要があります。
以下の記事に詳細をまとめましたので参考にしてください。

さくらのレンタルサーバーですが、SSH接続しコマンドの実行もでき、Laravelが稼働する環境を作成することができます。
月額費用も固定で、コスパもよく、Webアプリケーションを公開する環境としてはオススメです。

新規申込方法については以下の記事を参考にしてください。

また、Laravelの環境を構築するにあたって、SSH接続する必要があります。
以下の記事を参考に、設定を行ってください。

他にも私のブログで、Laravelについて解説している記事がありますのでご覧ください。

スポンサーリンク

【紹介】個人開発

私の個人開発ですがQuiphaというサービスを開発しました。(Laravel, Vue3など)
良かったら、会員登録して動作を試してみて下さい。

また、Laravel 9 実践入門という書籍を出版しました。
Kindle Unlimitedを契約している方であれば、読み放題で無料でご覧いただくことができます

是非多くの方に読んでいただき、Laravelの開発に少しでもお役に立てたら幸いです。

環境

  • さくらのレンタルサーバー
  • Laravel Framework 9
  • PHP 8.0.27
  • Composer version 2.5.5
  • nodebrew 1.2.0
  • node v18.15.0
  • npm 9.5.0

さくらのレンタルサーバーについて

さくらのレンタルサーバーは、個人から企業まで幅広い層の顧客に対応したサーバーを提供しています。
その安定性やサポート体制、セキュリティ面での信頼性が高く評価されており、広く利用されています。

2022年2月16日にリリースされた新サーバーでは、SSD化をはじめとした機材の刷新によって、従来サーバーと比較して5倍の高速化を実現したとのことです。

さくらのレンタルサーバへの申し込みは以下からできます。

さくらのレンタルサーバーへの新規申し込みは、無料期間がありますので満足いくかどうか事前に確認できます。
まずは申し込んで試してみましょう。

一番安いプランで、月額128円から利用できます。

さくらのレンタルサーバ | 高速・安定WordPressなら!無料2週間お試し
高速、安定サーバーならさくらのレンタルサーバ!PHP7モジュールモードでWordPress高速化。無料SSL、Webフォント、バックアップ機能などWebサイト制作に便利な機能が充実。ドメイン取得、WordPressインストールも簡単。無料電...

SSHの接続もでき、無料のSSLや独自ドメインの運用も可能です。

バージョン確認

さくらのレンタルサーバーにSSHで接続します。
デフォルトでインストールされているバージョンを確認しましょう。

Git

Gitはインストールされていました。
このままのバージョンを利用します。

$ git --version
git version 2.34.1
スポンサーリンク

GitHubからデプロイ(初回)

リポジトリの用意

事前に、LaravelのプロジェクトをGitHubに用意しましょう。
GitHubにプッシュされたLaravelプロジェクトをデプロイしますので、以下の記事を参考にしてください。

以下のプライベートリポジトリをGitHubに作成しました。

example-laravel-github

さくらのレンタルサーバーのPHPは8.0までしか使えないため、今回はLaravel9の用意になります。

公開鍵・秘密鍵の作成

さくらのレンタルサーバーにSSHで接続し、コマンドを実行します。

GitHubへの接続は、SSHで鍵認証で行います。
以下のコマンドで鍵を作成します。

$ ssh-keygen -t rsa -b 4096

出力先やパスフレーズを求められますが、任意で入力します。
(出力先はデフォルトのまま)

Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/home/xxx/.ssh/id_rsa): 
Enter passphrase (empty for no passphrase): 
Enter same passphrase again: 
Your identification has been saved in /home/xxx/.ssh/id_rsa.
Your public key has been saved in /home/xxx/.ssh/id_rsa.pub.
The key fingerprint is:
SHA256:xx xx@xx.sakura.ne.jp
The key's randomart image is:
+---[RSA 4096]----+
| ...             |
+----[SHA256]-----+

以下のファイルの中身を確認しましょう。
長い文字列が出力されますので、この内容は控えておきます。

$ cat $HOME/.ssh/id_rsa.pub
ssh-rsa AAAAB...== xxx@xxx.sakura.ne.jp

GitHubの設定

リポジトリに公開鍵を登録します。
リポジトリのsettingsから「Deploy keys」を開きます。

「Add deploy key」をクリックします。

Titleは任意で入力し、Keyには先程の公開鍵の中身を貼り付けます
「Add key」ボタンをクリックし登録します。

さくらのレンタルサーバーからはプッシュしないので、「Allow write access」のチェックは不要です。

Gitの設定

Gitのconfigファイルを作成します。

$ vi ~/.ssh/config

中身を以下のように編集しました。

Host github.com
  HostName github.com
  IdentityFile ~/.ssh/id_rsa
  User ユーザ名を任意で指定

Laravel用のプロジェクトディレクトリを用意し、Gitクローンを行います。

$ mkdir laravel-project
$ cd laravel-project/
$ git clone git@github.com:xxx/example-laravel-github.git

パスフレーズの入力を求められますが、鍵を作成した際のパスフレーズを入力します。

Composerパッケージのインストール

プロジェクト直下へ移動します。

$ cd example-laravel-github/

Composerのパッケージをインストールします。

$ composer install

設定ファイルの用意

.envファイルを用意します。

$ cp .env.example .env

以下のコマンドでAPP_KEYを更新します。

$ php artisan key:generate

.envファイルを適宜修正します。(一部抜粋)

..
APP_ENV=production
APP_DEBUG=false
APP_URL=https://初期ドメイン

本番の公開の場合、Laravelの設定ファイルを必ず本番向けへ変更します。
(デバッグ画面など出さないように注意)

公開ディレクトリの設定

Laravelプロジェクト直下のpublicフォルダを、公開フォルダに配置します。
シンボリックリンクを貼りますが、以下は例です。

ln -s $HOME/laravel-project/example-laravel-github/public $HOME/www/laravel

ブラウザから以下のURLにアクセスしてみましょう。

https://初期ドメイン/laravel/

Laravelの起動画面が表示されました。

Nodeパッケージのインストールとビルド

プロジェクト直下で以下のコマンドを実行し、NPMパッケージをインストールします。

$ npm install

以下のコマンドでトランスパイルを行います。(JS/CSSをビルド)
最新のLaravelはViteに置き換わっておりますので、本番環境とし以下を指定しました。

$ npm run build

以下のようにkilledされ、実行されませんでした。

$ npm run build

> build
> vite build

Killed

優先度を下げて実行してみました。

$ nice -n 20 npm run build

> build
> vite build

vite v4.3.1 building for production...
✓ 49 modules transformed.
public/build/manifest.json             0.25 kB │ gzip:  0.13 kB
public/build/assets/app-4ed993c7.js    0.00 kB │ gzip:  0.02 kB
public/build/assets/app-8857f610.js  101.26 kB │ gzip: 37.97 kB
✓ built in 972ms

プロジェクト直下のpublicフォルダにjs/cssが出力されます。

./public/build/assets/app.xxx.css
./public/build/assets/app.xxx.js
./public/build/manifest.json

Viteについては以下の記事にもまとめました。

NPMのビルドについては、サーバーに環境を構築せずとも開発環境でビルドを行い、生成されたファイルをアップロードする手順でもよいと思います。

データベースの設定

データベースへ接続してみましょう。
さくらのサーバーコントロールパネルから、データベースを選択します。

新規追加をクリックします。

データベース名を指定して、作成します。

Laravelのプロジェクトの直下にある、.envファイルを以下のように編集します。

DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=xxx.db.sakura.ne.jp
DB_PORT=3306
DB_DATABASE=作成したデータベース名
DB_USERNAME=設定したユーザ名
DB_PASSWORD=設定したパスワード

ホストはデータベースサーバーを指定します。

以下のコマンドを実行します。
.envのAPP_ENVを「production」にしていたため、以下の確認メッセージが表示されますが、「yes」を入力します。

$ php artisan migrate
**************************************
*     Application In Production!     *
**************************************

 Do you really wish to run this command? (yes/no) [no]:
 > 

開発環境とは違い、本番環境では誤操作防止のために確認メッセージが表示されます。

以下のようなメッセージが表示されれば、正常に実行完了です。


   INFO  Preparing database.

  Creating migration table ......................................... 15ms DONE

   INFO  Running migrations.

  2014_10_12_000000_create_users_table ............................. 47ms DONE
  2014_10_12_100000_create_password_resets_table ................... 20ms DONE
  2019_08_19_000000_create_failed_jobs_table ....................... 18ms DONE
  2019_12_14_000001_create_personal_access_tokens_table ............ 31ms DONE

phpMyAdminを開き、テーブルが作成されていることを確認しましょう。

Laravelプロジェクトの更新時

GitHubからプル

開発時にプロジェクトを更新し、GitHubへソースをプッシュした後は、サーバー上でプルを行い最新状態にします

試しにローカルPCでファイルを変更し、GitHubリポジトリへプッシュしてみましょう。

routes\web.php
Route::get('/sample', function () {
    return "sample";
});

さくらのレンタルサーバー上で、以下のコマンドでGitプルを行い、最新状態にしましょう。

$ git pull

ブラウザから以下のURLにアクセスしてみましょう。

https://初期ドメイン/laravel/sample

修正が反映されたことが確認できました。

参考

ConoHa WINGの例も参考にしてください。

エックスサーバーの例も参考にしてください。

さいごに

今回はさくらのレンタルサーバーでLaravelプロジェクトをGitHubから取得し、構築する手順をまとめました。

是非試してみてください。

さくらのレンタルサーバへの申し込みは以下からできます。

さくらのレンタルサーバーへの新規申し込みは、無料期間がありますので満足いくかどうか事前に確認できます。
まずは申し込んで試してみましょう。

他にも私のブログで、Laravelについて解説している記事がありますのでご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました