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【エックスサーバー】LaravelをGitHubからデプロイして公開

Laravel

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はじめに

今回はエックスサーバーでLaravelプロジェクトをGitHubから取得し、構築する手順をまとめました。

開発時はローカルPCで行い、ソースの管理はGitHubを利用するケースは多いと思います。
公開サーバーでは、GitHubリポジトリから取得するようにすれば、改修する度にコマンドで最新状態にすることができますので、非常に楽です。

エックスサーバー上にLaravelの環境を構築する必要があります。
以下の記事に詳細をまとめましたので参考にしてください。

エックスサーバーへの申し込みは以下からできます。

エックスサーバーへの新規申し込みは、無料期間がありますので満足いくかどうか事前に確認できます。
まずは申し込んで試してみましょう。


他にも私のブログで、Laravelについて解説している記事がありますのでご覧ください。

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【紹介】個人開発

私の個人開発ですがQuiphaというサービスを開発しました。(Laravel, Vue3など)
良かったら、会員登録して動作を試してみて下さい。

また、Laravel 9 実践入門という書籍を出版しました。
Kindle Unlimitedを契約している方であれば、読み放題で無料でご覧いただくことができます

是非多くの方に読んでいただき、Laravelの開発に少しでもお役に立てたら幸いです。

環境

  • エックスサーバー
  • Laravel Framework 8 / 9
  • git version 1.8.3.1

バージョン確認

エックスサーバーにSSHで接続します。
デフォルトでインストールされているバージョンを確認しましょう。

Git

Gitはインストールされていました。
このままのバージョンを利用します。

$ git --version
git version 1.8.3.1

GitHubからデプロイ(初回)

リポジトリの用意

事前に、LaravelのプロジェクトをGitHubに用意しましょう。
GitHubにプッシュされたLaravelプロジェクトをデプロイしますので、以下の記事を参考にしてください。

以下のプライベートリポジトリをGitHubに作成しました。

example-laravel-github

公開鍵・秘密鍵の作成

エックスサーバーにSSH接続し、コマンドを実行します。

GitHubへの接続は、SSHで鍵認証で行います。
以下のコマンドで鍵を作成します。

$ ssh-keygen -t rsa -b 4096

出力先やパスフレーズを求められますが、任意で入力します。
(出力先はデフォルトのまま)

Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/home/xxx/.ssh/id_rsa): 
Enter passphrase (empty for no passphrase): 
Enter same passphrase again: 
Your identification has been saved in /home/xxx/.ssh/id_rsa.
Your public key has been saved in /home/xxx/.ssh/id_rsa.pub.
The key fingerprint is:
SHA256:xx xx@xx.xserver.jp
The key's randomart image is:
+---[RSA 4096]----+
| ...             |
+----[SHA256]-----+

以下のファイルの中身を確認しましょう。
長い文字列が出力されますので、この内容は控えておきます。

$ cat $HOME/.ssh/id_rsa.pub
ssh-rsa AAAAB...== xxx@xxx.xserver.jp

GitHubの設定

リポジトリに公開鍵を登録します。
リポジトリのsettingsから「Deploy keys」を開きます。

「Add deploy key」をクリックします。

Titleは任意で入力し、Keyには先程の公開鍵の中身を貼り付けます
「Add key」ボタンをクリックし登録します。

エックスサーバーからはプッシュしないので、「Allow write access」のチェックは不要です。

Gitの設定

Gitのconfigファイルを作成します。

$ vi ~/.ssh/config

中身を以下のように編集しました。

Host github.com
  HostName github.com
  IdentityFile ~/.ssh/id_rsa
  User ユーザ名を任意で指定

Laravel用のプロジェクトディレクトリを用意し、Gitクローンを行います。

$ mkdir laravel-project
$ cd laravel-project/
$ git clone git@github.com:xxx/example-laravel-github.git

パスフレーズの入力を求められますが、鍵を作成した際のパスフレーズを入力します。

Composerパッケージのインストール

プロジェクト直下へ移動します。

$ cd example-laravel-github/

Composerのパッケージをインストールします。

$ composer install

設定ファイルの用意

.envファイルを用意します。

$ cp .env.example .env

以下のコマンドでAPP_KEYを更新します。

$ php artisan key:generate

.envファイルを適宜修正します。(一部抜粋)

..
APP_ENV=production
APP_DEBUG=false
APP_URL=http://初期ドメイン

本番の公開の場合、Laravelの設定ファイルを必ず本番向けへ変更します。
(デバッグ画面など出さないように注意)

公開ディレクトリの設定

Laravelプロジェクト直下のpublicフォルダを、公開フォルダに配置します。
シンボリックリンクを貼りますが、以下は例です。

$ ln -s $HOME/laravel-project/example-laravel-github/public $HOME/xxx/public_html/laravel

各自の環境に合わせて変更してください。

ブラウザから以下のURLにアクセスしてみましょう。

http://エックスサーバー初期ドメイン/laravel/

Laravelの起動画面が表示されました。

httpsでアクセスするには、エックスサーバーのサーバーパネルの「SSL設定」を行う必要があります。
無料でSSLが使用できますので、Webアプリケーションを公開する場合は必ず設定しましょう。

Nodeパッケージのインストールとビルド

プロジェクト直下で以下のコマンドを実行し、NPMパッケージをインストールします。

$ npm install

以下のコマンドでトランスパイルを行います。(JS/CSSをビルド)

最新のLaravelはViteに置き換わっておりますので、それぞれ本番環境とし以下を指定しました。

Viteの場合
$ npm run build

Mixの場合
$ npm run prod

プロジェクト直下のpublicフォルダにjs/cssが出力されます。

Viteの場合
./public/build/assets/app.xxx.css
./public/build/assets/app.xxx.js
./public/build/manifest.json

Mixの場合
./public/css/app.css
./public/js/app.js
./public/mix-manifest.json

Viteについては以下の記事にもまとめました。

データベースの設定

データベースへ接続してみましょう。

エックサーバーの最新サーバーでは、MySQLではなくMariaDBとなっています。

エックスサーバーのサーバーパネルの「MySQL設定」を開きます。

MariaDBのバージョンは10.5.xで、接続先はlocalhostになります。

「MySQL追加」を開き、データーベースを追加します。
データーベース名は任意で指定します。

文字コードはEUC-JP、UTF-8、Shift_JIS、Binaryから選択できますが、「UTF-8」を選択しましょう。

「MySQLユーザ追加」を開き、データベースにアクセスするユーザを追加します。
ユーザIDとパスワードは任意で指定します。

「MySQL一覧」を開き、作成したデータベースにユーザを設定します。
追加ボタンをクリックします。

Laravelのプロジェクトの直下にある、.envファイルを以下のように編集します。

DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=localhost
DB_PORT=3306
DB_DATABASE=作成したデータベース名
DB_USERNAME=設定したユーザ名
DB_PASSWORD=設定したパスワード

以下のコマンドを実行します。
.envのAPP_ENVを「production」にしていたため、以下の確認メッセージが表示されますが、「yes」を入力します。

$ php artisan migrate
**************************************
*     Application In Production!     *
**************************************

 Do you really wish to run this command? (yes/no) [no]:
 > 

開発環境とは違い、本番環境では誤操作防止のために確認メッセージが表示されます。

以下のようなメッセージが表示されれば、正常に実行完了です。

Migration table created successfully.
Migrating: 2014_10_12_000000_create_users_table
Migrated:  2014_10_12_000000_create_users_table (4.82ms)
Migrating: 2014_10_12_100000_create_password_resets_table
Migrated:  2014_10_12_100000_create_password_resets_table (27.93ms)
Migrating: 2019_08_19_000000_create_failed_jobs_table
Migrated:  2019_08_19_000000_create_failed_jobs_table (3.85ms)
Migrating: 2019_12_14_000001_create_personal_access_tokens_table
Migrated:  2019_12_14_000001_create_personal_access_tokens_table (26.28ms)

phpMyAdminを開き、テーブルが作成されていることを確認しましょう。

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Laravelプロジェクトの更新時

GitHubからプル

開発時にプロジェクトを更新し、GitHubへソースをプッシュした後は、サーバー上でプルを行い最新状態にします

試しにローカルPCでファイルを変更し、GitHubリポジトリへプッシュしてみましょう。

routes\web.php
Route::get('/sample', function () {
    return "sample";
});

エックスサーバー上で、以下のコマンドでGitプルを行い、最新状態にしましょう。

$ git pull

ブラウザから以下のURLにアクセスしてみましょう。

http://エックスサーバー初期ドメイン/laravel/sample

修正が反映されたことが確認できました。

参考

さくらのレンタルサーバーの例も参考にしてください。

ConoHa WINGの例も参考にしてください。

さいごに

Laravelで作成したWebアプリケーションを、GitHubからエックスサーバーに構築し公開する手順をまとめました。
是非試してみてください。

エックスサーバーへの申し込みは以下からできます。

エックスサーバーへの新規申し込みは、無料期間がありますので満足いくかどうか事前に確認できます。
まずは申し込んで試してみましょう。


他にも私のブログで、Laravelについて解説している記事がありますのでご覧ください。

\オススメ/

コメント

  1. オスカー より:

    コメント失礼します。

    文章を拝見させていただき、XSERVERにGITを通じてデプロイすることを試しております。
    非常に参考になる文章で感謝いたします。

    現在LOCALにて開発していたプロジェクトがXSERVERにデプロイできたようですが、ブラウザからアクセスすると以下のエラーが発生します。
    もしご存知でしたら少しヒントを頂けたら感激でございます。

    
    Fatal error: Uncaught TypeError: 
    Return value of Illuminate\Container\Container::offsetGet() 
    must be an instance of Illuminate\Container\mixed, 
    instance of Illuminate\Events\Dispatcher returned in 
    /home/xxx/vendor/laravel/framework/src/Illuminate/Container/Container.php:1417 
    

    • 千草 より:

      まずは、各種バージョンの明記をお願いいたします。
      →LaravelやPHP(Local, Xserver)など

      エラーメッセージだけですと判断がつかず、状況が不明なので回答ではありませんが、自分なりの調査観点をまとめてみました。

      ・コメント内容から、Local環境は問題なくXserverでエラーとのことであれば、環境面の問題と思われる。

      ・エラーメッセージから推測。
      https://readouble.com/laravel/9.x/ja/upgrade.html#php-return-types

      PHPのバージョンが新しいのに、Laravelのバージョンが古い(または逆)などの理由で発生しているかもしれない。

      ・原因の切り分けを行う。
      →Xserverに新規でLaravelプロジェクトを作成し、再現するかどうか。

      確実な回答は、ソースコードや環境を見てみないとできませんので、参考までとさせていただきます。

    • 若槙 蓮 より:

      自分も同じエラーで詰まっていたのですが、自分の場合はxserverのPHPバージョンを8.0.12に上げることでエラー解消したのでもしよろしければ参考にしてください

      • 千草 より:

        情報ありがとうございました!

        Laravel9は、PHP8.0以上が必要です。
        XserverのPHPの推奨バージョンが、現時点でPHP7.4なので注意が必要ですね。

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