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【Laravel】開発時のメール送信【Mailtrap】

Laravel

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はじめに

メール送信テストツールのMailtrapの使い方やメリットなどをまとめ、実際に試してみます。
メール送信を行うアプリケーションを開発する際に、非常に便利です。

今回は、Laravelのプロジェクトを作成し試してみますが、もちろんLaravel以外でもメール送信を行う開発に利用することができます。

それでは早速試してみましょう。

Laravel Sailでの開発環境の構築方法は以下をご覧ください。

Windows
Mac

なお、Laravel Sailでは、Mialpitという類似のツールが初めから使えるようになっております
Mailpitにつきましては、以下の記事を参考にしてください。

以前Sailで採用されていたMailHogにつきましては、以下の記事を参考にしてください。

使用するバージョン
  • Windows 11 or macOS Monterey (M1)
  • Laravel Framework 8 or 9 or 10

2022/04/20 WindowsとMacを使い、最新バージョンで確認しました。
2023/03/11 Laravel10で確認しました。

他にも私のブログで、Laravelについて解説している記事がありますのでご覧ください。

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【紹介】個人開発

私の個人開発ですがQuiphaというサービスを開発しました。(Laravel, Vue3など)
良かったら、会員登録して動作を試してみて下さい。

また、Laravel 9 実践入門という書籍を出版しました。
Kindle Unlimitedを契約している方であれば、読み放題で無料でご覧いただくことができます

是非多くの方に読んでいただき、Laravelの開発に少しでもお役に立てたら幸いです。

Mailtrapについて

概要

Mailtrapはテスト用のメールサーバで、メール送信を行うことができ、メールはブラウザで確認することができます。

Mailtrap: Email Delivery Platform
Email Delivery Platform for individuals and businesses to test, send and control email infrastructure in one place. Star...

無料でも利用することができます。
それほど大量のメール送信を行わなければ、無料枠でも足りると思います。

Pricing | Mailtrap
Inspect and debug your email samples before delivering them to your customers. Explore Mailtrap's pricing options.

メリット1

メール送信のプログラムを作成し、動作確認しようとすると、例えば以下のようなやり方があります。

  • SMTPサーバーを用意(メールサーバ)
  • 存在するメールアカウントを用意
  • メールアカウントにテストメールを送信し、メールアカウントの受信ボックスでメールを確認

その場合、誤って本番のメールアカウントにメールが送信されてしまったら、大事でしょう。

また、メール送信プログラムに不具合があって、大量に誤送信してしまったなど、影響が大きく、信頼を損なったり、迷惑をかけてしまうことになります。

Mailtrapは、送信先のメールアドレスにメールは送信せず、送ったメールはWebブラウザでMailtrap上で確認することができます。

万が一誤送信をしても、全く問題ありません。

メリット2

複数のメールアカウントにメール送信のテスト行いたい場合、実在するメールアカウントを用意するのは面倒でしょう。

Mailtrapを使用すると、実際に存在しないメールアカウントでも問題ありません。
送ったメールは、直ぐにMailtrap上から確認できます。

メリット3

Mailtrapのアカウントを作成すると、テスト用のSMTPサーバー情報を取得することができます。
LaravelのSMTPの設定に記述するだけ導入は完了です。

また、本番サーバーでは、SMTP先を変更するだけですので、運用的にも楽です。

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Mailtrapのアカウント作成

Mailtrapのアカウントを登録しましょう。サインアップを開きます。

Mailtrap - Safe Email Testing
For staging and development

無料で利用するのに、クレジットカードの登録などは不要です。
アカウント作成後、すぐに利用することができます。

アカウントは、Googleアカウントなどで連携するか、メールアドレスでアカウントを作成しましょう。

サインイン後、受信トレイの設定が開かれます。

SMTP情報が確認できますので、基本的にはどんな開発にも使えます。

各種設定のフォーマットで、設定値を取得することができます。
今回は、プルダウンから「Laravel 7+」を選択しました。

Django、CakePHP、CodeIgniter、FuelPHP、Symforny、WordPressなど、多くの設定ファイルに対応しています。
もちろんプルダウンにない場合でも、SMTP情報がありますので、どんな環境でも使用できます。

Laravelの.envファイルにそのまま追記できる形式で、サーバー・ユーザー・パスワードなどが記述されています。
右上のCopyボタンをクリックし、Laravelプロジェクトの.envに貼り付けるだけです。

Laravelの設定とメール送信

メール送信を試してみましょう。
以前記事にまとめました、Laravelの認証機能の導入 (Breeze)を参考に、プロジェクトを用意しました。

.envファイルを開き、先程コピーした設定値を貼り付けます。
デフォルトは以下のようになっていますので、上書きしましょう。

MAIL_MAILER=smtp
MAIL_HOST=mailhog
MAIL_PORT=1025
MAIL_USERNAME=null
MAIL_PASSWORD=null
MAIL_ENCRYPTION=null

以下の項目も設定しましょう。(送信元メールアドレスを任意で)

MAIL_FROM_ADDRESS=xxx@gmail.com

上記の設定をしない場合、「Cannot send message without a sender address」というエラーがLaravel上で発生します。

アカウント登録画面を開き、アカウントを登録しました。
存在しないメールアドレスでも問題ありません。

メール送信を試すために、「Forgot your password?」をクリックします。

先程アカウント登録したメールアドレスを指定します。

パスワードのリセットリンクが、メール送信されました。

Mailtrapを確認しましょう。一通メールが届いています。

受信ボックスを確認しますと、メールの本文が確認できます。

HTMLメール、テキストメールの本文や、メールの生データも確認できます。

面白い機能として、送信されたメールがスパム判定されるかどうか解析を見ることができました。
メールサーバーのIPアドレスがブラックリストに載っていないかなどの結果が見れます。

送信したメールが、迷惑メールに格納された、または、そもそも届かないというケースがあると思いますが、参考になると思います。

送信元メールアドレスのドメインでチェックされているようです。
送信元メールアドレスは、本番と同様のメールアドレスを指定しておくと良いでしょう。

Laravelのメール送信をログに出力

Mailtrapを無料で使う場合、メール送信数に上限があります。
(現時点で、1ヶ月あたり500通)

メール送信の開発を行う場合は、まずはメールの内容をログに出力し確認するのが効率的だと思います。

ある程度の動作確認が取れたら、Mailtrapを利用すると良いでしょう。

.envファイルを開き、以下の項目を変更します。

MAIL_MAILER=log

先程と同じく、メール送信を試してみましょう。
Laravelのログファイルを確認します。

storage\logs\laravel.log

やや分かりにくいかも知れませんが、ログファイルに、メールアドレスやメール本文などが出力されます。
ちょっとした確認や試すのは、ログファイルに出力するのも良いと思います。

その他

初学者へ

Laravelを初めて触る方へ向け、手順やアドバイスをまとめました。

外部サーバーへ公開

作成したアプリは公開して使ってもらいましょう!
Laravelアプリケーションを外部公開する方法をまとめました。

脆弱性対策

脆弱性を抱えたアプリケーションの場合、攻撃を受ける可能性があり大変危険です。
作成したアプリケーションは、脆弱性対策も意識しましょう。

GitHubと連携

GitHubと連携する方法を解説しました。
プロジェクトの管理はGitHubを活用しましょう。

GitHub Copilot

GitHub Copilotを導入し、AIにコーディングをサポートしてもらうこともできます。

さいごに

メール送信を行うアプリケーションを開発する場合は、Mailtrapの導入は非常に効果的です。
是非活用しましょう。

他にも私のブログで、Laravelについて解説している記事がありますのでご覧ください。

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