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【VS Code】ポータブル版の利用 【Windows/M1 Mac対応】

VS Code

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はじめに

みなさんプログラミングの際にVS Codeを使っていますでしょうか。
私はよく使っています!

とても軽量ですし、必要最低限の機能はもちろん、ソースの管理や、デバッグ、強力な拡張機能など、非常に気に入っております。

今回はポータブル版のインストールをしてみます。

ポータブル版ですので、USBに設定や拡張機能を保存し持ち運ぶこともできます。
あまりケースとしてはないかもしれませんが、既にインストーラ版のVS Codeを使用している場合に、別途、初期状態のVS Codeを使用することができますので便利です。
また、プロジェクトによって環境を分けたい場合にも便利です。

他にも私のブログで、VS Codeについて解説している記事がありますのでご覧ください。

使用するバージョン
  • Windows 11 / 10
  • macOS Monterey (M1)
  • Visual Studio Code

ポータブルモードについて

ポータブルモードは、アプリケーションがインストールやシステム固有の設定に依存せずに実行できるモードを指します。
通常、アプリケーションを新しいコンピュータや環境で使用するには、インストールする必要があります。
しかし、ポータブルモードをサポートするアプリケーションは、特定のフォルダ内にすべての設定やデータファイルを保存するため、そのフォルダを他のコンピュータに移動させるだけで同じアプリケーションを利用することができます。

ポータブルモードは、アプリケーションの設定、ユーザーデータ、拡張機能などを含むすべてのファイルを1つのフォルダに保存します。
これにより、アプリケーションをUSBドライブやクラウドストレージに保存し、異なるコンピュータ間で持ち運ぶことができます。インストールや特定の環境設定を気にすることなく、アプリケーションを実行することができます。

また、通常のインストールモードでは、アプリケーションを実行する際にシステムのレジストリや環境変数に変更を加えることがありますが、ポータブルモードではこのようなシステムレベルの変更を行いません。これにより、システムに不要な痕跡を残すことなく、アプリケーションを使用することが可能です。

Windows

Zip版VS Codeのインストール

以下の公式ページよりダウンロードします。

Download Visual Studio Code - Mac, Linux, Windows
Visual Studio Code is free and available on your favorite platform - Linux, macOS, and Windows. Download Visual Studio C...

私のマシンは64bitなので、64bit版をダウンロードします。

ポータブル版は、zipのみ対応しています。
また、自動更新をサポートしていないので注意が必要です。

zipファイルをダウンロードし、解凍します。
Code.exeがVS Code本体になります。

この時、既にインストーラ版のVS Codeを使用している場合は、Code.exeを起動すると設定がされた状態になります
VS Codeは以下の場所にユーザ情報を保存しています。

拡張機能: C:\Users\ユーザ\.vscode
設定: C:\Users\ユーザ\AppData\Roaming\Code

Zip版のVS Codeも上記のフォルダの設定などを参照するため、設定が共有されます。
設定を別にする場合は、先程解凍したフォルダに「data」フォルダを作成します。

再度、VS Codeを起動します。
そうすると初期状態で起動されました。

拡張機能や設定情報は、先ほど作成した「data」フォルダの中に格納されていきますので、USBメモリなどに入れてポータブル版として使用できますね!

逆にポータブル版ではない場合、VS Codeのアンインストール時は以下のフォルダを削除すると完全に初期化できます。

拡張機能: C:\Users\ユーザ\.vscode
設定: C:\Users\ユーザ\AppData\Roaming\Code

Insidersビルドの場合

先行して機能を使用したい場合、VS CodeのInsidersビルド版を使用することもあると思います。
その場合は、下記のフォルダに設定などが格納されているようです。

拡張機能: C:\Users\ユーザ\.vscode-insiders
設定: C:\Users\ユーザ\AppData\Roaming\Code – Insiders

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Mac

VS Codeのダウンロード

通常通りVS Codeをダウンロードします。

Download Visual Studio Code - Mac, Linux, Windows
Visual Studio Code is free and available on your favorite platform - Linux, macOS, and Windows. Download Visual Studio C...

Mac版のVS Codeをダウンロードします。
今回はM1チップのMacを使用しているため、「Apple Silicon」を選択しました。

zipファイルがダウンロードされますので、ダブルクリックで解凍します。
Visual Studio Code.appというファイルが展開されます。

Visual Studio Code.appを任意の場所に移動します。
今回はvscode-portableフォルダを作成し、その中へ移動しました。

この時、既にインストーラ版のVS Codeを使用している場合は、VS Codeを起動すると設定がされた状態になります
VS Codeは以下の場所にユーザ情報を保存しています。

拡張機能: ~/.vscode/extensions
設定: ~/Library/Application Support/Code

VS Codeは上記のフォルダの設定などを参照するため、設定が共有されます。
ポータブル版として起動するには、Visual Studio Code.appと同じ階層に「code-portable-data」フォルダを作成します。

VS CodeのInsidersビルド版の場合は、「code-insiders-portable-data」というフォルダ名になります。

VS Codeを起動します。
警告が表示されますが、「開く」を選択します。

VS Codeが初期状態で起動されました。

拡張機能や設定情報は、先ほど作成した「code-portable-data」フォルダの中に格納されていきますので、USBメモリなどに入れてポータブル版として使用できますね!

逆にポータブル版ではない場合、VS Codeのアンインストール時は以下のフォルダを削除すると完全に初期化できます。

拡張機能: ~/.vscode/extensions
設定: ~/Library/Application Support/Code

さいごに

VS Codeはとても軽量で便利ですので、開発プロジェクトごとに環境を分けても良いかもしれませんね!

他にも私のブログで、VS Codeについて解説している記事がありますのでご覧ください。

MacOSVS CodeWindowsツール
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コメント

  1. りゅう より:

    VscodeがUSBで操作できることはしりませんでした。デスクトップ版をインストールしたばかりです。が、デスクトップ版をそのままにして、USB版を作成することは可能ですか。デスクトップ版をアンインストールしなければならない場合、

    > 以下のフォルダを削除すると完全に初期化できます。
    > 拡張機能: ~/.vscode/extensions
    > 設定: ~/Library/Application Support/Code

    この場合、フォルダーはどこにあるのでしょうか

  2. 千草 より:

    アプリケーションフォルダへ移動したVS Code(インストールしたもの)は、アンインストールしなくてもポータブル版は別途作れます。

    > フォルダーはどこにあるのでしょうか

    ユーザホームにあります。
    隠しフォルダになっていますので、Finderからアクセスする場合は、「command」+「shift」+「.」 で表示されます。

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