はじめに
今回はAWSにGitLabを構築する手順をまとめました。
他にも私のブログで、AWSについて解説している記事がありますのでご覧ください。
GitLabとは
GitLabはオープンソースであり、Gitを使用したバージョン管理システムです。
Gitリポジトリのホスティング、課題管理、自動ビルド、CI / CDパイプライン、Wikiやその他の機能を提供しています。
GitHubと違いGtLabは、オンプレミスでのインストールも可能ですし、クラウドにもインストールできます。
つまり外部公開はしたくない、社内だけで使用するといった使い方も可能です。
AWSとは
AWSとは、Amazon Web Servicesの略でAmazon.comにより提供されているクラウドコンピューティングサービスです。
![](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/4757dce8e0393d8790663ce4fc578f88.png)
無料枠について
AWSには無料枠があります。
詳しくは以下のページをご覧ください。
![](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/c94cb44bac0b155cad9e923137017c79.png)
無料枠を指定してサービスを確認することができます。
例えばEC2やS3、RDSは12か月間無料で利用できます。(月ごとの制限がある場合もあります)
![AWS 無料利用枠の詳細](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-12_22h47_04-1024x503.png)
無料枠を利用している場合でも請求は確認しましょう。
AWSの請求ダッシュボードを確認します。
![AWS 請求ダッシュボード](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-12_22h51_31-500x554.png)
実際に私はAWSを利用していますが、料金が発生する場合は以下のように確認することができます。
![AWS Billing Dashboard](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-12_22h53_56-1024x329.png)
請求書ページを開き、月ごとにも確認できます。
内訳も見ることができますので、無料枠のサービスを利用している場合は確認してみましょう。
![AWS 請求](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-12_22h56_14-1024x487.png)
詳細はAWSのドキュメントを参考にして下さい。
GitLab構築
インスタンス作成
AWSでGitLabの構築を行う場合、Lightsailを利用することによって簡単に構築ができます。
また、価格がリーズナブルであり、固定価格モデルもあります。
EC2とLightsailの違いは以下をご覧ください。
![](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/c94cb44bac0b155cad9e923137017c79.png)
AWS マネジメントコンソールを開きます。
Lightsailを検索しクリックします。
![AWS Lightsail](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-12_23h15_57-1024x363.png)
Lightsailの画面が開きました。
「Create instance」をクリックします。
![lightsail Create instance](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-12_23h16_35-1024x665.png)
リージョンとアベイラビリティーゾーンを選択します。
デフォルトのまま、東京を選択しました。
![lightsail instance location](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-12_23h28_14-1024x178.png)
プラットフォームはLinux/Unixを選択します。
![lightsail pick your instance image](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-12_23h30_02-500x252.png)
ブループリントの中から、GitLabを選択します。
![lightsail select a blueprint](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_22h55_33-1024x578.png)
Optionalは選択せずに進みます。
![lightsail optional](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-12_23h39_09.png)
固定の月額プランを選択します。
GitLabの場合、20ドル以上のプランが推奨とのことでした。
![lightsail 料金選択](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_22h58_05-1024x480.png)
プランは後からアップグレードすることができます。
また、EC2へ移行することもできます。
インスタンス名を任意で入力します。
「Create instance」ボタンをクリックします。
![lightsail create instance](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_22h59_59-1024x628.png)
インスタンスが作成されました。
![lightsail インスタンス](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_23h24_17-500x174.png)
静的IPアドレスをアタッチ
Lightsailで作成したインスタンスは、起動すると一つIPアドレスが設定されます。
ただし、インスタンスを停止し再起動すると、IPアドレスが変わってしまいます。
![lightsail 静的IPアドレスをアタッチ](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_23h25_32-500x170.png)
静的IPについて、インスタンスにアタッチされている場合は、静的IPに対する料金は発生しません。
![](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/c94cb44bac0b155cad9e923137017c79.png)
インスタンス名をクリックします。
![lightsail インスタンス名](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_23h36_07-500x172.png)
インスタンスの管理画面が表示されます。
「Networking」をクリックします。
![lightsail Networking](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_23h37_05-1024x341.png)
「IPv4 networking」の「Attach static IP」をクリックします。
![lightsail attach static ip](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-13_22h47_27-1024x413.png)
静的IPの名前を任意で設定し、「Create and attach」をクリックします。
![lightsail Create and attach](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_23h38_50-500x323.png)
静的IPが作成されました。
![lightsail Static IP created](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_23h39_13-500x123.png)
静的IPアドレスがアタッチされました。
表示されているIPアドレスでサイトにアクセスできることと、インスタンスを再起動してもIPアドレスが変わらないことを確認しましょう。
![lightsail 静的IP](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-13_22h52_17-500x196.png)
GitLabにアクセス
インスタンスのSSHアイコンをクリックします。
![lightsail SSH](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_23h24_56-500x168.png)
ブラウザ上でSSHクライアントが起動し、コマンドを実行することができます。
![lightsail SSHクライアント](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_23h05_28-1024x505.png)
以下のコマンドを実行すると、パスワードが表示されますので、控えておきます。
$ cat $HOME/bitnami_application_password
XXXXXXX
以下のコマンドを実行し、静的IPをGitLabに設定します。
静的IPアドレスを指定します。
$ sudo /opt/bitnami/configure_app_domain --domain 静的IP
以下のように表示されます。
これでGitLabがIPドレスを認識できるようになりました。
bitnami@ip-XXX:~$ sudo /opt/bitnami/configure_app_domain --domain xx.xx.xx.xx
Configuring domain to xx.xx.xx.xx
2023-04-19T14:42:52.635Z - info: Saving configuration info to disk
gitlab 14:42:52.74 INFO ==> Updating external URL in GitLab configuration
gitlab 14:42:52.76 INFO ==> Reconfiguring GitLab
gitlab 14:43:54.08 INFO ==> Starting GitLab services
Disabling automatic domain update for IP address changes
インスタンスのIPアドレスを確認します。
![lightsail IPアドレス確認](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_23h25_32-500x170.png)
以下のURLにアクセスしましょう。
http://IPアドレス
GitLabの画面が表示されました。
デフォルトのユーザー名 (root) と、先ほど取得したパスワードを使用してサインインします。
![lightsail GitLab](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_23h45_58-500x411.png)
GitLabにサインインできました。
![lightsail GitLab サインイン](https://chigusa-web.com/wp-content/uploads/2023/04/2023-04-19_23h47_40-1024x449.png)
さらに設定
Lightsailで構築したアプリにドメインを設定しましょう。
Route 53でドメインの取得方法は以下を参考にしてください。
ドメインの設定やHTTP化については、以下の記事を参考にしてください。
SSHでリモート操作したり、ファイルの転送を行うこともできます。
さいごに
AWSを使ってサクッと環境を用意できるのは便利ですね!
他にも私のブログで、AWSについて解説している記事がありますのでご覧ください。
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