本記事は3ページにわたって解説しています。
はじめに
今回は、WindowsにLaravelの開発環境を構築してみたいと思います。
Laravel は、MVCのWebアプリケーション開発用の無料・オープンソースのPHPで書かれたWebアプリケーションフレームワークである。
私は他の言語のWebフレームワークも経験ありますが、Laravelはとてもバランスが良く、開発もしやすく気に入っております。
作ったアプリケーションは、レンタルサーバーでも動作可能なので、サクッと作って、サクッと公開、のようにスピード感良く進めることができますよね!
今回使用する環境とバージョン
では、始めてみましょう。
他にも私のブログで、Laravelについて解説している記事がありますのでご覧ください。
【紹介】個人開発
私の個人開発ですがQuiphaというサービスを開発しました。(Laravel, Vue3など)
良かったら、会員登録して動作を試してみて下さい。
また、Laravel 9 実践入門という書籍を出版しました。
Kindle Unlimitedを契約している方であれば、読み放題で無料でご覧いただくことができます。
Laravel Sailを使った構築
別記事で、Laravel Sailを使った構築方法をまとめました。
新規で環境を構築する場合は、こちらの方がオススメです。
XAMPPのインストール
Laravelの構築を行うに当たり、以下も必要になります。
個別にインストールしてもよいのですが、今回はXAMPPを使用します。
注意点として、XAMPPにはMySQLではなくMariaDBが同梱されているため、細かいところでは挙動が違います。
(本番環境がMySQLであれば、MySQLをインストールしたほうが無難だと思います)
以下のXAMPPのサイトにアクセスします。
XAMPPのバージョンアップが頻繁で、現時点でPHP8.1.10でした。
もしその他のバージョンをダウンロードしたい場合は、以下をクリックします。
8.0系もありますので、お好きなバージョンを選択しましょう。
今回は最新バージョンのPHP8.1をダウンロードしました。
同梱内容は以下です。
Includes: Apache 2.4.54, MariaDB 10.4.24, PHP 8.1.10, phpMyAdmin 5.2.0, OpenSSL 1.1.1, XAMPP Control Panel 3.2.4, Webalizer 2.23-04, Mercury Mail Transport System 4.63, FileZilla FTP Server 0.9.41, Tomcat 8.5.78 (with mod_proxy_ajp as connector), Strawberry Perl 5.32.1.1 Portable
ダウンロードしたインストーラ(xampp-windows-x64-8.1.10-0-VS16-installer.exe)を起動します。
起動直後、以下の画面が表示されました。
Important! Because an activated User Account Control (UAC) on your system some functions of XAMPP are possibly restricted. With UAC please avoid to install XAMPP to C:\Program Files (missing write permisssions). Or deactivate UAC with msconfig after this setup.
重要! システムでアクティブ化されたユーザーアカウント制御(UAC)のため、XAMPPの一部の機能が制限されている可能性があります。 UACでは、XAMPPをC:\Program Filesにインストールしないでください(書き込み権限がありません)。 または、この設定後にmsconfigを使用してUACを非アクティブ化します。
インストール先は「C:\Program Files」を避けましょう。OKボタンで進めます。
とりあえず、そのまま次へと進めていきました。
インストール先はCドライブの直下にしました。(任意です)
そのままインストールを進めます。
インストールが完了したら、以下の実行ファイルを起動します。
よく使うので、デスクトップにショートカットを作成しておきましょう。
C:\xampp\xampp-control.exe
ApacheとMariaDBを起動します。
以下のような画面になれば正常です。
エラーが出る場合は、続きます。
XAMPPのApacheのポートを変更する
エラーが出る場合は、ポートが既に使用済みの場合です。
その場合は、XAMPPのApacheのポートを変更します。
(この時点でエラーが発生しなければ飛ばして良いです)
ApacheのConfigから、「httpd.conf」をクリックします。
エディタが起動するので、以下のように変更します。
8080はポート番号ですので、任意で良いです。
保存してエディタを閉じます。
Listen 80
↓
Listen 8080
XAMPPのコンパネの「Config」をクリックします。
「Service and Port Settings」をクリックします。
先程指定したポートを入力し、Saveで閉じます。
今度は以下のエラーが表示されました。
Error: Cannot create file "C:\xampp\xampp-control.ini". アクセスが拒否されました。
一度、XAMPPのコンパネを終了します。
xampp-control.iniのプロパティを開きます。
フルコントロール権限を与えておきましょう。
再度、XAMPPのコンパネを起動して、先程の手順でConfigの編集を完了しましょう。
Apacheを起動すると、変更したポートで起動します。
phpMyAdminを起動しましょう。
phpMyAdminもApache上で稼働するため、変更したポートで起動されます。
http://localhost:8080/phpmyadmin/
引き続き次のページでは、Composerをインストールしていきます。
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