はじめに
早速、符計算の基本を学びましょう。
満貫以上の場合は、符の計算は必要なく、翻数だけで点数が決まります。
これを知っている方は多いでしょう。
しかし満貫未満の場合は、符の計算が必要です。
計算する必要がない場合もありますが、それは次の「速く計算するコツ」で解説しています。
ここでは翻数やケースを考慮せず、符計算の方法を解説します。
サイトによっては、「計算は要らない」「最低限だけ覚えればよい」といった解説もあります。
一部のケースを無視しているか、逆に多くのパターンの暗記が必要な場合もあります。
いずれにせよ、まずは基本的な仕組みを覚えた方が良いでしょう。
基本構成
符はアガリ方によって変わりますが、以下の要素で決まります。
それぞれの詳細は後述しています。
基本符 | 必ず20符が付きます。 面前ロンの場合はさらに10符が加算されます。※1 |
アガリ方 | ツモの場合は2符が加算されます。 |
アタマ | アタマが役牌の場合は2符が加算されます。※2 |
待ち | アガリの待ちが、単騎待ち、カンチャン待ち、ペンチャン待ちの場合は2符が加算されます。 |
各メンツ | 各メンツの種類によって符が加算されます。 |
※1: 本アプリでは基本符として扱っています。
※2: 連風牌を4符とするルールもあります(天鳳や雀魂など)。一般的には2符が主流です。
符の合計を求め、10符単位で切り上げた値がその手牌の符となります。
そして符と翻数により、点数が決まります。
各メンツ
メンツの種類によって符が加算されます。
チュンチャンパイ(2~8)
明刻 | 2符 |
暗刻 | 4符 |
明槓 | 8符 |
暗槓 | 16符 |
ヤオチュウハイ(1・9・字牌)
明刻 | 4符 |
暗刻 | 8符 |
明槓 | 16符 |
暗槓 | 32符 |
例外
符の基本構成を解説しましたが、一部例外があります。
以下のケースの場合は符を数える必要はなく、固定の符になります。
ピンフツモ | 20符固定 |
七対子 | 25符固定 |
鳴き平和系 | 30符固定 |
例題
実際に例題で、符計算を理解しましょう。
例題1
以下の手牌の符を計算してみましょう。
符の内訳は以下です。
基本符 | 20符+面前ロンの10符 |
アガリ方 | 0符 |
アタマ | 0符 |
待ち | 0符 |
各メンツ | 0符 |
合計 | 30符 |
例題2
以下の手牌の符を計算してみましょう。
符の内訳は以下です。
基本符 | 20符 |
アガリ方 | ツモの2符 |
アタマ | 0符 |
待ち | 0符 |
各メンツ | チュンチャンパイの暗刻の4符 |
合計 | 26符を切り上げて30符 |
点数について
麻雀の点数は、符と翻数により決まります。
符は先ほどの手順で算出し、翻数は役により決まります。
本アプリにも点数表を掲載しておりますので、点数表を参照し点数を確認しましょう。
基本は丸暗記になりますが、コツがあります。
こればかりは暗記するしかないですが、語呂合わせで覚えても良いでしょう。
分からない場合は直ぐに点数表を確認し、しっかりと覚えましょう。
符計算は覚えることが沢山ありますが、まずは基本的な仕組みを理解しておきましょう。
基本が理解できたら、本アプリの練習問題を解いてみてください。