何翻何符が出やすいか

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はじめに

ここでは翻や符がどれくらい出やすいかを解説します。

前提条件
  • 天鳳の鳳凰卓の牌譜データを利用
  • 30万対局を集計
  • 半荘戦、喰いタン、赤ドラあり
  • 連風牌は2符として計算

30万対局を集計しました。

もっと多くのデータを集計した方が精度が良くなりますが、今回は複雑な結果を求めておりませんのでこの程度にしました。

参考までとしてください。

各翻ごとの出現率

全体局の翻ごとの出現率をまとめました。

5翻以上は約19%であり、この場合は翻数だけで点数が分かります。
ただし約81%は4翻以下であり、符を考慮する必要があります。

割合
1翻15.000%
2翻22.549%
3翻23.486%
4翻19.275%
5翻11.268%
6翻5.267%
7翻1.992%
8翻0.677%
9翻0.224%
10翻0.064%
11翻0.020%
12翻0.006%
13翻0.095%

各符ごとの出現率(4翻以下)

次に、符ごとの出現率を見てみましょう。

5翻以上は満貫以上になり符計算が必要ないため、4翻以下に絞り集計しました。

割合
20符5.167%
25符1.910%
30符62.646%
40符27.332%
50符2.342%
60符0.372%
70符0.222%
80符0.010%
90符0.000%
100符0.000%

30符が圧倒的に多いです。
「とりあえず30符から覚えましょう」という根拠はこれになります。

また、20符から40符を覚えておけば、実に約97%のアガリに対応できます。
50符以上は約3%しかありません。

符計算を簡易的に解説しているサイトもあります。

例:20符はピンフツモ、25符は七対子、40符(ピンフ以外の面前ロン)、それ以外は30符

正確ではありませんが初めのうちは、符計算を簡略化して考えるのも良いでしょう。

各符ごとの出現率(面前ロン)

面前ロンの符ごとの出現率を見てみましょう。
(4翻以下・面前ロン・七対子とピンフ以外)

七対子・ピンフ以外の面前ロンは40符が多いと言われますが、約90%は40符になりますので合っているでしょう。
面前ロンで30符はピンフのみですので、必ず40符以上になります。

割合
40符90.381%
50符8.271%
60符0.368%
70符0.939%
80符0.039%
90符0.000%
100符0.002%

さらに暗槓を除いてみましょう。
ピンフ以外の面前ロンで暗槓が無い場合は、稀に50符、ごく稀に60符になる程度です。

割合
40符92.461%
50符7.473%
60符0.066%

4翻以下で暗槓がない場合、70符以上は構成できません。

各符ごとの出現率(面前ツモ)

面前ツモの符ごとの出現率を見てみましょう。
(4翻以下・面前ツモ・七対子とピンフ以外)

面前ツモの場合は、約80%が30符になります。
面前ロンの10符が加算されないためでしょう。

面前ロン以外は大体30符というのも合っていると言えるでしょう。

割合
30符80.920%
40符17.147%
50符0.777%
60符1.021%
70符0.135%

さらに暗槓を除いてみましょう。
ピンフ以外の面前ツモで暗槓が無い場合は、稀に40符、ごく稀に50符になる程度です。

割合
30符83.194%
40符16.623%
50符0.183%

4翻以下で暗槓がない場合、60符以上は構成できません。

各符ごとの出現率(鳴きロン)

鳴きがある場合のロンの符ごとの出現率を見てみましょう。
(4翻以下・鳴き・ロン)

こちらも大体が30符になります。

割合
30符85.113%
40符13.683%
50符0.847%
60符0.306%
70符0.046%
80符0.005%
90符0.001%

各符ごとの出現率(鳴きツモ)

鳴きがある場合のツモの符ごとの出現率を見てみましょう。
(4翻以下・鳴き・ツモ)

こちらも30符が多いものの、鳴きロンに比べるとやや40符の割合が多くなりました。

割合
30符71.929%
40符24.792%
50符2.735%
60符0.419%
70符0.120%
80符0.005%

連風牌の出現率

ここでの集計はアタマの連風牌を2符として集計しました。

アタマが連風牌になっている場合はどれくらいでしょう。
以下のように割合としては非常に少ないです。

件数(30万件中)割合
1,383件0.461%

その上で、連風牌が4符であることにより、点パネする場合はどれくらいでしょうか。

件数(30万件中)割合
190件0.063%

このように非常にレアケースなのが分かります。

点パネしても10符しか変わらず、ほとんど影響はないでしょう。

ケース別

「速く計算するコツ」で解説したフローごとに割合を見てみましょう。

5翻以上、七対子、ピンフの場合は符計算は必要ありませんが、それ以外の場合、意外と符計算しないといけないことが分かります。

形で覚えた場合です。

この場合、約71%は符計算が不要になりました。

もっと多くの形を覚えることにより、符計算が不要になる割合が増え速く符を判断できるようになるでしょう。

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